ブログ
キシリトールって何だろう?
皆さんこんにちは!
管理栄養士の佐多賀です。
突然ですが、皆さんキシリトールって何かご存知ですか?
「キシリトールが何かはよく分からないけど歯に良い物!」という認識の方も多いのではないでしょうか?
そこで今日は「キシリトールって何?」についてお話ししようと思います
キシリトールは、シラカバやカシの木からとれる『キシランヘミセルロース』を原料に生成された『天然甘味料』です!
多くの果物や野菜にも含まれており、キシリトール量の多い食べ物としてはイチゴやカリフラワーが代表的です。
イチゴもカリフラワーも100グラムあたり360ミリグラム前後のキシリトールが含まれています。
また、人間の体内でも15ミリグラム程度とごく少量ではありますが生成されているそうです
では、キシリトールが何かわかったところで、皆さんも疑問に思われている“本当に歯に良いもの”なのか。
これはWHO(世界保健機構)などが行った研究結果により、有効性が証明されています
キシリトールを使用すると最大80%もの高い水準で虫歯を防ぐことが分かっています。
また、キシリトールに加えフッ素が入っている歯磨き粉を使用すると、最大90%まで高まるそうです
さらに、虫歯の原因となる酸はキシリトールを食べても発生しません。
それどころか、酸を中和する働きを持っています
さらに唾液を出しやすくもしてくれますので、虫歯になりづらい口内環境を整えてくれるのです。
その他にも虫歯の原因となるプラークが歯に付くのを抑制し、歯の再石灰化を促す作用があります。
(再石灰化とは歯の自然治癒メカニズムのことです。)
そして、キシリトールには虫歯の原因菌とされるミュータンス菌の活動を弱める作用もあります。
虫歯に効果があるとされる甘味料にはソルビトールなどいくつかありますが、この『対虫歯菌能力』はキシリトール特有のものです
皆さんも日常生活でキシリトールを取り入れて虫歯予防をしていきましょう!
最後までブログを読んで頂きありがとうございました。