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サルコペニアとは
みなさんこんにちは
管理栄養士の北村です今回はサルコペニアについてお話したいと思います。
突然ですが、皆さんのカラダは筋肉がしっかりついていますか?
人間の筋肉量は、30歳代から年間1%ずつ減少し、
80歳ごろまでには約30%が失われます
そのため、かつては老化による筋肉の減少はごく自然なことと考えられてきました。
しかし近年、筋肉が一定量を超えて減少した場合は、
寝たきりや命に関わる状態になるリスクが高くなることがわかってきました
そこで注目されるようになったのが「サルコペニア」という病態です。
サルコペニアとは加齢による筋肉量の減少に加えて、
握力や歩く速度が低下するなどの身体機能に影響がみられる状態を言います。
またサルコペニアは決して高齢者だけの問題ではありません
デスクワークで座りっぱなしの生活をしていたり、車による移動に頼るなど
日常生活のなかで運動をあまりしない人は筋肉が著しく減少している場合があります
若くてもサルコペニア予備軍になり得るのです
サルコペニアになることにより起こるリスクとしては
・転倒・骨折
・生活習慣病・感染症・認知症
・日常生活の支障
などが挙げられます。
でもみなさん安心してください
サルコペニアは早期に発見し、適切な治療を行うことで健康な状態に戻れます。
治療の中心は食事療法と運動療法です。
食事は筋肉に必要なタンパク質とビタミンDを積極的に摂りましょう。
ポイントは肉・魚介・卵などの動物性タンパク質と大豆や大豆製品などの
植物性タンパク質をバランス良く摂ることです。
運動ではウォーキングのような有酸素運動と筋トレなどのレジスタンス運動を合わせて行うと効果的です
筋肉量や筋力の減少は、加齢と同様に避けることはできませんが、
食事や運動を工夫することで対策はできますねみなさんも普段の生活を見直しましょう
最後まで読んでいただきありがとうございます