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小児肥満
みなさんこんにちは!管理栄養士の北村です
今日は小児肥満についてお話ししたいと思います
近年子供の肥満が増えています。
子供の頃から太っているのは見た目だけではなく、大人になってから高血圧、糖尿病、脂質異常症などの
生活習慣病を引き起こす可能性があります。
小児肥満になった70%が成人肥満に移行すると考えられています。
また小児肥満がひどくなるとメタボリックシンドロームの可能性も高いのです
厚生労働省が出した小児メタボリックシンドロームの診断基準では
・腹囲80cm以下(中学生)、75cm以下(小学生)
・最高血圧125mmHg以上、最低血圧70mmHg以上
・血糖値100mg/dl以上
・中性脂肪120mg/dl以上 またはHDLコレステロール40mg/dl未満
のようになっています。
最近、メタボリックシンドロームの発生率は、
特に生活習慣の転換期にある思春期に増加すると指摘されています。
では私たちはどうしたらよいのでしょうか
歯科からのアプローチとして「よく噛むこと」が肥満の予防・解消に有効であることが明らかにされています
しっかり噛んで食べることにより
①早食いを防ぐことでドカ食い、過食を防止する
②肝臓のエネルギー消費が活発になって体熱産生を生じる
③満腹中枢を刺激して満腹になる
④交感神経が作用して摂食行動を抑制する
などの効果が得られます
生活習慣を見直すことも大切ですが、
その前に普段しっかり味わって噛めているかをみなさんも振り返ってみてください。
噛むことは全身の健康にも繋がるのです
最後まで読んでいただきありがとうございました